陸上競技 100m メンタル 周りの選手が気になる原因は自分のセルフイメージが低いから
- 森昇/Shou Mori
- 2016年10月17日
- 読了時間: 4分

陸上競技の試合は、常に昨日までの自分を超えて自身の限界を超えていくことが必要になります。
そして限界を超えていくとき、つまりはパフォーマンス発揮は、僕たち自身のセルフイメージが決めています。
セルフイメージとは言葉の通り、自分に対してのイメージのことです。
自分がどの程度の選手なのか
自分はこれくらいの力で走ることが出来る選手である
スタートは下手だけど、後半の加速力に自信がある
100m10秒台で走る選手
9秒80で走る選手
どんなにレベルが高い試合でも自分のパフォーマンスを最大限発揮することが出来る
などなど
つまりは
セルフイメージが高ければ自然とパフォーマンス力も高くなるし
逆にセルフイメージが低ければ自分の持っている力をセーブしていまうことになるということです。
ウサイン・ボルトやジャスティン・ガトリンが低いセルフイメージを持っているとは考えにくいし
オリンピック決勝や世界選手権決勝に残るような選手が
「決勝進出」という低い目標を持っているはずはありません。
彼らは常に「I am No,1!」というセルフイメージを持っていて
さらにはNo,1というセルフイメージ崩さないように細心の注意を払っています。
【スプリント種目は走る前の勝負が決まってる】
そういう意味でも、陸上競技は選手たちの精神世界での戦いともいえるでしょう。
あの選手には勝てない
あの選手は速いから一緒に走りたくない
あの選手は調子がいいから、もしかしたら負けるかもしれない
周りの選手を観察するのはいいですが
自分と相手を比べてしまい自分を下に見た瞬間、比べた人よりも高いパフォーマンスを発揮することは難しくなります。
なぜかというと、自分を下に見るということはすなわち
「私はあの選手よりも劣っている」というセルフイメージを脳に刷り込んでいることになるからです。
試合に出場する選手のレベルが拮抗していればしているほど、セルフイメージの高さで勝敗が決まります。
そして
セルフイメージは高ければ高いほど、周りの選手を気にしないし
もし目に入ってきたとしても
「相手は相手、自分は自分。私は常に高いパフォーマンスを発揮できる選手だ」
というセルフトーク(自分自身に対する言葉がけ)を脳に刷り込み、セルフイメージを下げないようにしています。
※セルフトークについて書くと長くなるので、詳細はこちらをクリックして読んでください。
だからこそ、自分自身のセルフイメージを下げない事が最も大事であり
周りが気になって自分のイメージを下げてしまいそうになった時こそ
「私は自分の持っている力を120%発揮できる人だ」
「私はどんな状況でも最高のパフォーマンスを発揮できるスプリンターだ」
「観客は私がNo1になることを待ち望んでいる」
「試合のレベルが高ければ高いほど、私の走りはキレを増していく」
といったセルフトークをぐるぐると回し、逆にセルフイメージを上げていきましょう。
<セルフイメージとセルフトークの関連する記事はこちら>
以上、陸上競技 スポーツ メンタル 周りの選手が気になる原因は自分のセルフイメージが低いから...でした!
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